2011年6月28日
年度第1回の中山競馬場開催で行われているアメリカジョッキークラブカップはGⅡに格付けされる芝外回り2,200mの国際競争4歳以上グレード別定戦です。
負担重量は4歳牡馬56kg、4歳牝馬54kg、5歳以上牡馬57kg、4歳以上牝馬55kgになり、重賞成績のグレードに応じて1~2kgの増量となります。
アメリカ競馬界との交流を期に1960年に創設され、1984年よりGⅡに格付けされました。
年末に行われるGⅠ・有馬記念への出走が叶わなかった馬がGⅢ・中山金杯などを経て参戦します。
いわゆるパワー型の中山巧者に有利なレースで有馬記念優勝アンバーシャダイ(1982年・1983年)、皐月賞・菊花賞優勝ミホシンザン(1984年)、天皇賞(秋)・中山記念優勝サクラチトセオー(1995年)、セントライト記念・日経賞優勝ローゼンカバリー(1997年)、ステイヤーズステークス・天皇賞(春)優勝メジロブライト(1998年)、GⅠ4勝スペシャルウィーク(1999年)、有馬記念・日経賞・オールカマー優勝マツリダゴッホ(2007年)、有馬記念3着エアシェイディ(2008年)、日経賞優勝ネヴァブション(2009年・2010年)などがウィナーとして名を連ねています。
連続開催後の閉幕週で馬場が荒れていることもあり、メンバーの割には走破タイムに平凡な数字が並んでおり、流れも比較的落ち着いたケースが多いようです。
9頭~13頭での少数出走が多い上、参加馬の実績がGⅠ常連馬から条件馬までとピンキリであることから実力の差が大きく、馬券的には荒れにくい傾向のレースです。
乗り役では横山典弘ジョッキーが6勝をマークし、大得意にしているようです。
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年度第5回の中山競馬場開催で行われている有馬記念はGⅠに格付けされる芝2,500mの国際競争3歳以上定量戦です。
負担重量は3歳牡馬55kg、3歳牝馬53kg、4歳以上牡馬57kg、4歳以上牝馬55kgになります。
1956年に創設された歴史あるレースで、開催回数は50回を超えます。
1着賞金は2億円と高額で、年度最後に行われるグランプリレースであることから最強馬決定戦の様相が漂います。
創設時よりファン投票で出走馬が決定され、各世代を代表する人気実力馬が集います。
ファン投票1位馬の勝率は3割程度といったところでしょうか。
厳しいメンバー構成の割には健闘している印象です。
有終の美を飾ったオグリキャップ(1988年・1990年)や奇跡の復活を果たしたトウカイテイオー(1993年)など印象的なシーンも多く、優勝馬にはシンザン(1965年)、スピードシンボリ(1969年・1970年)、トウショウボーイ(1976年)、テンポイント(1977年)、グリーングラス(1979年)、シンボリルドルフ(1984年・1985年)、メジロパーマー(1992年)、ナリタブライアン(1994年)、マヤノトップガン(1995年)、グラスワンダー(1998年・1999年)、テイエムオペラオー(2000年)、シンボリクリスエス(2002年・2003年)、ゼンノロブロイ(2004年)、ディープインパクト(2006年)、ダイワスカーレット(2008年)など時代を代表とする錚々たる面子が名を連ねます。
近年では2002年から2004年にオリビエ・ペリエが3連覇を果たすなど外国人ジョッキーの活躍が目立つようになってきました。
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2011年6月27日
年度第5回の中山競馬場開催で行われている農林水産省賞典・中山大障害(旧名:中山大障害・秋)はGⅠに格付けされる障害・芝4,100mの国際競争3歳以上定量戦です。
負担重量は3歳牡馬61kg、3歳牝馬59kg、4歳以上牡馬63kg、4歳以上牝馬61kgになります。
英国のグランドナショナルを目標として1932年に創設された伝統のあるレースで、春季に行われるGⅠ・中山グランドジャンプ(旧名:中山大障害・春)と合わせて開催回数は130回を超えています。
秋季初の優勝馬はイサハヤで、4頭立てのレースでした。
1999年よりGⅠに格付けされ、2010年より国際競争に指定されました。
通称「赤レンガ」と呼ばれる大生垣が設置されていて、ひとつの見所となっています。
現在の1着賞金は7,000万円に設定され、中山グランドジャンプと並んで障害レースにおける最高額であることから、東西より有力障害競走馬の参戦が見込まれます。
関東の開催ですが、近年では関西馬が6連勝を飾るなど圧倒している傾向にあるようです。
GⅠになって以降はキングジョイが優勝2回(2009年・2008年)2着1回(2007年)、メルシーエイタイムが1着1回(2007年)2着4回(2005年、2006年、2008年、2009年)と目立った好成績を収めています。
またゴーカイが3年連続(1999年、2000年、2001年)で2着3回になり、あと一歩のところで悔しい涙を飲みました。
馬券的には比較的固い印象ですが、稀に2桁人気の馬が激走したりして中波乱を巻き起こすことがあります。
現役では西谷誠騎手が3勝を挙げて居り、大一番に強い印象です。
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年度第5回の中山競馬場開催で行われる朝日杯フューチュリティステークスはGⅠに格付けされる芝外回り1,600mの国際競争2歳馬限定戦です。
負担重量は牡馬・せん馬55kg、牝馬54kg。
1949年に創設された開催回数60回を超える年末の名物レースで、1984年にGⅠに格付けされました。
1990年までは関東所属牡馬・牝馬の混合戦で、トキノミノル(1950年)、マルゼンスキー(1975年)、メリーナイス(1986年)、アイネスフウジン(1989年)などが優勝しています。
現在では2歳牡馬・せん馬が参戦できる唯一の中央GⅠであり、このレースを勝ち上がった馬はほとんどの場合、最優秀2歳牡馬に選ばれます。
1991年以降に牡馬・せん馬限定戦になってからはミホノブルボン(1991年)、ナリタブライアン(1993年)、フジキセキ(1994年)、グラスワンダー(1997年)、ドリームジャーニー(2006年)、ローズキングダム(2009年)などが勝利しています。
2004年からは2歳牝馬も参戦可能になり、牝馬の参戦もありましたが今のところ好成績は収められていません。
福永祐一騎手が3勝を挙げており、相性が良いようです。
同時期に阪神競馬場で芝2,000mのGⅢラジオNIKKEI2歳ステークスが行われ、マイル戦を嫌った関西のクラシック有力馬がそちらに流れることがあります。
アドマイヤベガ(1998年)、アグネスタキオン・ジャングルポケット・クロフネ(2000年)、ロジユニヴァース(2008年)、ヴィクトワールピサ・ダノンシャンティ(2009年)など後のGⅠホースが朝日杯フューチュリティステークスに向かわず、ラジオNIKKEI2歳ステークスに参戦しています。
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年度第5回の阪神競馬場開催で行われている阪神ジュベナイルフィリーズはGⅠに格付けされる芝外回り1,600mの国際競争2歳牝馬限定戦です。
年度第5回の阪神競馬場開催で行われている阪神ジュベナイルフィリーズはGⅠに格付けされる芝外回り1,600mの国際競争2歳牝馬限定戦です。
負担重量は馬齢54kg。
1949年に創設され、1984年にGⅠとして格付けされました。
開催回数60回を超える長い伝統があり、関西で行われる年度最後のGⅠ競争になります。
1990年までは関西所属限定牡馬・牝馬の混合戦で、テンポイント(1975年)やサッカボーイ(1987年)などが優勝しています。
現在では2歳牝馬が参戦できる唯一の中央GⅠ競争であり、このレースを勝ち上がった馬はほとんどの場合、最優秀2歳牝馬に選ばれます。
また桜花賞と同じ条件で開催されることから、上位馬は翌年のクラシック戦線における主役クラスと見なされることになります。
1991年以降に牝馬限定戦なってからはニシノフラワー(1991年)、ヒシアマゾン(1993年)、ビワハイジ(1995年)、メジロドーベル(1996年)、ウォッカ(2006年)、ブエナビスタ(2008年)、アパパネ(2009年)などが勝利しています。
走破タイムは年度によってマチマチですが、ウォッカが出した1.33.1のレコードタイムでは大変優秀でした。
メジロドーベル・ウォッカ・ブエナビスタ・アパパネなど勝ちっぷりの良い勝利ホースはその後も活躍するケースが多いようです。
幼い牝馬のレースであり、有力馬がGⅠの雰囲気に興奮して引っ掛かってしまうといったことがよくあります。
西高東低が顕著なレースですが、5、6年に1度くらいの割合で関東馬が関西馬を圧倒しています。
馬券を買う際はその馬の気性などを考慮に入れてみると良いかもしれません。
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年度第5回の阪神競馬場開催で行われているジャパンカップダートはGⅠに格付けされるダート1,800mの国際競争3歳以上定量戦です。
負担重量は3歳牡馬56kg、3歳牝馬54kg、4歳以上牡馬57kg、4歳以上牝馬55kg。
2000年に創設され、かつては東京競馬場のダート2,000mで行われていましたが、2008年に阪神競馬場開催のダート1,800mに変更されました。
クロフネ(2001年)、カネヒキリ(2005年・2008年)、ヴァーミリアン(2007年)、エスポワールシチー(2009年)、トランセンド(2010年)など日本を代表するダートホースが優勝を飾っています。
アドマイヤドンとの接戦を制した米国馬フリートストリートダンサーが2003年にウィナーとして名を刻みましたが、ハイレベルな外国調教馬の参戦は少ないようです。
他レースとの繋がりではカネヒキリ、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、トランセンドは翌年に行われたダートGⅠ・フェブラリーステークスでも勝利し、ウィングアローが2着に入線していることから大きな関係性が窺えます。
近年のレース傾向としては西高東低が顕著であり、2004年から関西馬が勝ち続けています。
2008年に阪神競馬場の1,800mに変更されて以降は1分50秒を切る優秀な時計で決着がついていることから、ハイペースの先行逃げ切りが勝利馬の方程式でしょうか。
馬券的には本命からのヒモ探しが有効的に思われ、中央で行われるGⅢ武蔵野ステークス・GⅢみやこステークスや地方交流戦重賞の解析が的中の鍵といえそうです。
比較的新しいレースにもかかわらず武豊騎手が4勝を挙げ、優秀な成績を収めています。
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年度第5回の東京競馬場開催で行われているジャパンカップはGⅠに格付けされる芝2,400mの国際競争3歳以上定量戦です。
負担重量は3歳牡馬55kg、3歳牝馬53kg、4歳以上牡馬57kg、4歳以上牝馬55kg。
1981年に創設され、現在は1着馬に2億5000万円が与えられる日本のレースでは最も賞金が高いレースです。
国内外のGⅠホースがズラリと並ぶドリームレースで、海外馬と日本馬との対決という分かり易い構図で競馬ファンを魅了し続けています。
かつてはニュージーランドのホーリックス(1989年)、米国のゴールデンフェザント(1991年)、英国のピルサドスキー(1996年)、英国のシングスピール(1997年)などに苦杯を嘗めた日本勢でしたが、1990年に米国から種牡馬サンデーサイレンスを輸入して以降、世界でも通用する実力馬の出現が相次ぎ、現在は外国馬が圧倒しています。
創設以来、シンボリルドルフ(1985年)、トウカイテイオー(1992年)、エルコンドルパサー(1998年)、スペシャルウィーク(1999年)、テイエムオペラオー(2000年)、ゼンノロブロイ(2004年)、ディープインパクト(2006年)、ウォッカ(2009年)などの大将格が見事優勝を飾りました。
国内トップクラスの馬たちが終結するレベルの高いレースですが、レガシーワールド(1993年)、マーベラスクラウン(1994年)、タップダンスシチー(2003年)、スクリーンヒーロー(2008年)など伏兵が激走する場合もあります。
時期的に世界中の名ジョッキーが多く参戦していることもあり、乗り手の判断・技術で明暗が大きく分かれる傾向があるようです。
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年度第4回東京競馬場開催で行われている天皇賞(秋)はGⅠに格付けされる芝2,000mの国際競争3歳以上定量戦です。
負担重量は3歳牡馬56kg、3歳牝馬54kg、4歳以上牡馬58kg、4歳以上牝馬56kg。
1937年に創設され、天皇賞(春)とあわせて開催回数140回を誇る日本競馬を代表するレースです。
秋の古馬GⅠ中長距離戦線の幕開けを飾るレースで、マイルチャンピオンズシップ・エリザベス女王杯・ジャパンカップをローテに入れるトップホースや距離の長い菊花賞を回避した有力3歳馬など幅広い範囲の馬たちが参戦します。
創設以来多くのレジェンドホースたちが優勝を飾りましたが、近年ではエアグルーブ(1996年)、ヘヴンリーロマンス(2005年)、ウォッカ(2008年)、ブエナビスタ(2010年)といった牝馬の活躍が目立つようになりました。
また、タマモクロス(1988年春・秋)、スーパークリーク(1989年秋・1990年春)、スペシャルウィーク(1999年春・秋)、テイエムオペラオー(2000年春・秋、2001年春)、メイショウサムソン(2007年春・秋)が天皇賞の(春)と(秋)を連覇し、シンボリクリスエスが2002年・2003年と2年続けて天皇賞(秋)を勝利しました。
現役では武豊騎手が天皇賞(秋)を5度優勝し、得意にしています。
メジロマックイーンの18着降着(1991年)、サイレンススズカの競争中止(1998年)、天覧競馬での優勝騎手・松永幹夫(現調教師)による馬上敬礼(2005年)、ウォッカ(1着)とダイワスカーレット(2着)の最強牝馬2頭による鼻差決着(2008年)など競馬史を彩る名シーンがこのレースで刻まれてきました。
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年度第4回もしくは第5回の京都競馬場開催で行われている菊花賞はGⅠに格付けされる芝3,000mの国際競争3歳馬限定戦です。
負担重量は牡馬57kg、牝馬55kgとなります。
3歳牡馬のクラシックレース最後の1冠として1939年に創設され、開催回数70回を超える名物長距離レースです。
3,000mの長丁場を走破するスタミナが求められる厳しいレースで、タケホープ(1973年)、ホリスキー(1982年)、ミホシンザン(1985年)、メジロマックイーン(1990年)、ライスシャワー(1992年)、ビワハヤヒデ(1993年)、マヤノトップガン(1995年)、マンハッタンカフェ(2001年)、ヒシミラクル(2002年)、デルタブルース(2004年)など数々の名ステイヤーが優勝しました。
また、セントライト(1941年)、シンザン(1964年)、ミスターシービー(1983年)、シンボリルドルフ(1984年)、ナリタブライアン(1994年)、ディープインパクト(2005年)の6頭が3冠を達成しています。
特徴としては春のクラシックに間に合わなかった長距離血統の素質馬が夏開催で勝ち上がり、GⅡ神戸新聞杯やGⅡ京都新聞杯(現在、春季に移行)などのトライアルレースで出走権を得て好走するケースが目立ちます。
そういう意味では長距離に適した血統を探すのが、予想する上で最も重要なファクターといえるかもしれません。
ミホノブルボン(1992年・2着)、ネオユニヴァース(2003年・3着)、メイショウサムソン(2006年・4着)といった2冠馬が距離の壁に敗れて3冠を逃しています。
ダンスパートナーなどがこの過酷なレースに挑戦しましたが、これまで牝馬の優勝馬は出ていません。
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2011年6月26日
年度第4回もしくは第5回の京都競馬場開催で行われている秋華賞はGⅠに格付けされる芝2,000mの国際競争3歳牝馬限定戦です。
負担重量は馬齢55kgとなります。
3歳牝馬のクラシックレース最後の1冠として1996年に創設され、それまでその役を担ってきたエリザベス女王杯は古馬も参戦可能の芝2,200m牝馬限定GⅠとなりました。
歴史の浅いレースですが、ジャパンカップで2着した外国産馬ファビラスラフィン(1996年)、GⅠ5勝のメジロドーベル(1997年)、桜花賞・エリザベス女王杯も制したファレノプシス(1998年)、GⅠ2つを含むデビュー6連勝を飾ったファインモーション(2002年)、秋華賞開設以来初の牝馬3冠スティルインラブ(2003年)、宝塚記念・エリザベス女王杯にも勝利したスイープトウショウ(2004年)、ウォッカと共に最強牝馬時代を築いたダイワスカーレット(2007年)、豪脚ブエナビスタに一矢報いたレッドディザイア(2009年)、史上初の牝馬四冠アパパネ(2010年)など多くの名牝が優勝を飾っています。
1998年から2007年まで関西馬が10連勝を飾っていたように圧倒的優位を保っていましたが、近年では関東馬が盛り返している印象です。
直線が短くなる内回りということもあってか、末脚勝負のウォッカ(2007年・3着)とブエナビスタ(2009年・3着降着)が圧倒的人気を裏切る結果となりました。
1分58秒台前半から59秒台前半の好タイム決着が続き、ペースがスロウになることは稀有と考えていいかもしれません。
武豊騎手が3勝を挙げており、このレースでは勝ち頭です。
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